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臨床工学部

臨床工学技士とは

発展する医療機器の安全確保と有効性維持を保つ、現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリストとして院内で働いています。時には医師、看護師などの他職種と連携を図り、チーム医療に貢献し、患者さまへ最善の医療を提供しています。

現在、当院では12名の臨床工学技士が勤務しており、血液浄化、人工呼吸器、心臓カテーテル、内視鏡、手術室、医療機器の保守管理と院内の様々な場所で業務を行っています。

内視鏡室

専属 5名
消化器内視鏡技師 2名
小腸カプセル内視鏡読影支援技師 5名
大腸カプセル内視鏡読影支援技師 1名

2015年から内視鏡業務に携わり、内視鏡関連機器の点検や処置で使用する機器のセットアップから、 各種内視鏡的処置の準備・介助を臨床工学技士が行っています。また 夜間オンコール体制をとっており、24時間緊急の処置に対応しています。

検査内訳 年別 2018

2019

2020

上部検査 4,280 4,802 4,074
下部検査 2,139 2,465 2,254
EUS 超音波内視鏡 160 184 138
EUS-FNA 27 34 15
ERCP 救急 203 209 212
ERCP
ERBD(plastic)
EMS
EST
EPBD
EPLBD
DBE 上部 14 15
下部
ERCP
CE カプセル内視鏡 16 10 29
治療内視鏡 ESD上部 47 72 55
ESD下部 45 49 51
EMR上部 6 7 3
EMR下部 341 326 417
上部ステント 7 10 3
下部ステント 4 9 6
経鼻イレウスチューブ 40 44 37
経肛門イレウスチューブ 1 5 9
異物回収 14 5 6
cold polypectomy 788 1,080 955
止血術上部 59 78 72
止血術下部 127 106 237
EVL 9 8 15
EIS 1 1 11

血液浄化

透析技術認定士 4名

当院では透析ベッド30床 透析装置31台(うち4台 個人用)であり、月曜~土曜の午前・午後の2クール、外来または入院患者さまの透析を行っています。また、透析以外にも必要に応じ、血漿交換療法、白血球除去療法(LCAP)、エンドトキシン吸着療法などのアフェレーシスも行っています。

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年間件数 HD PE PMX CART PBSCH PA HDF CHDF
2018年 9,706 1 2 27 14 6 3 9
2019年 11,340 10 5 25 16 0 3 14
2020年 12,503 14 0 28 21 5 2 2

人工呼吸器

3学会合同呼吸療法認定士 6名

日頃から人工呼吸器に異常がないように使用前、使用後と定期的に点検を行ったり、毎日人工呼吸器を使用している患者さまのもとへラウンドし、人工呼吸器が正しく使用されているかの使用中点検を行ったりしています。また患者さまの状態を把握し、担当医とディカッションすることでよりよい医療の提供に努めています。

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心臓カテーテル検査

心血管造影室ではポリグラフ、IVUSなどを操作しながら、患者さまの心電図や動脈圧などの監視を行い、循環器内科の医師と連携を取りつつ、検査や治療を行っています。
また患者さまの急変時にはIABPやPCPSなどの準備、操作なども行えるよう準備をしています。

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手術室

手術室では主に、麻酔器、生体情報モニタ、電気メス、腹腔鏡関連機器の使用前点検などを行い、手術前に機器のトラブルを防げるよう努めています。また、整形外科での自己血回収装置や低侵襲脊椎除圧術のナビゲーションシステムの操作、ダヴィンチ手術のサポートなども臨床工学技士が行っています。

0W8A2866.png  ナビゲーションシステム.jpg

医療機器保守管理

院内で使用する医療機器の年度ごとの点検計画の作成から定期、保守点検の実施や医療機器管理システムHOSMAを使用し、点検内容の記録や機器の情報を一括管理しています。

P1010683.JPG  医療機器保守_(修正).jpg

管理機器 台数 管理機器 台数
輸液ポンプ 80 経腸栄養ポンプ 4
シリンジポンプ 83 フットポンプ 49
ベッドサイトモニタ 99 人工呼吸器 12
簡易モニタ 62 高流量酸素装置 4
除細動器 12 保育器 10
電気メス 16

その他

  • ラジオ波焼灼術
    肝臓にできた悪性腫瘍の治療法のひとつで、超音波で観察しながら、皮膚を通して電極針を腫瘍の中心に挿入し、腫瘍を壊死させる方法で臨床工学技士が機械を操作しています。
  • 造血幹細胞採取
    白血病や血液を造る力そのものが弱くなる再生不良性貧血といった血液難病の患者さまの末梢血中の幹細胞を採取して自家移植します。その幹細胞を採取する際に使用する血液成分分離装置の操作も臨床工学技士が行っています。

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