1. トップページ
  2. 病院概要
  3. ご挨拶

ご挨拶

矢野理事長2.jpg
地方独立行政法人
市立吹田市民病院
理事長 矢野雅彦

 2018年12月に新築移転し早3年余りが経ちました。当院は大阪府がん診療拠点病院、地域医療支援病院の承認を受けており、病床数431床、29診療科から成る地域の基幹病院として診療にあたっています。

 2014年4月に地方独立行政法人化しました。地方独立行政法人とは、公共上の見地から確実に実施が必要な事業で、民間が主体となった場合に必ずしも実施されないおそれがあるものを、効率的かつ効果的に行わせることを目的に地方公共団体が設立する法人です。医療を取り巻く環境が厳しくなる中、救急医療や小児・周産期医療、災害医療など民間の医療機関だけでは対応が難しい不採算医療や政策医療、またその地域に不足している医療を提供する使命があります。すなわち独法化後もこれまで通りで公共的な使命は全く変わっておりません。一方、独法化によって迅速で柔軟な病院運営が可能となりましたのでこのメリットを生かし地域の医療需要等を的確に把握しつつ公立病院としての役割を果たしていきたいと考えています。

 最近2年間は新型コロナウィルス感染症の重点医療機関として新型コロナ診療に力を注ぎながら、一般診療のレベルも維持するよう努めてまいりました。この間、患者の皆様や各方面にご迷惑やご不便をおかけすることもありましたが、評価委員会からは「概ね計画通りに進んでいる」との評価をいただいています。

 さて2022年4月から中期計画の第3期目に入ります。3期目では特に新興感染症等の感染拡大に対応できるよう平時より院内のハード面、ソフト面の整備を行い関係機関との連携を強化したいと考えています。また難病や障がい者への医療の充実、さらには地域の医療機関との情報共有システムを本格稼働させ、連携の推進、在宅医療の支援も進めていく予定です。

 職員一丸となって市民の皆様の健康を守るために、誠心誠意尽くしたいと考えております。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。






内藤病院長2.jpg
地方独立行政法人
市立吹田市民病院
病院長 内藤雅文

 市立吹田市民病院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。令和4年の新年度を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 市立吹田市民病院は昭和28年7月、吹田市出口町に30床の病院として開院し、現在までに診療科29科・病床数431床を備えた、急性期医療を担う地域の中核病院として発展してまいりました。平成30年12月にはJR岸辺駅前の北大阪健康医療都市(健都)に新築移転し、すばらしい医療環境を備えた新病院となりました。また健都の一翼を担う国立循環器病研究センターとも相互に密な連携体制を構築し、新しい医療クラスターに相応しい医療を提供させて頂いているものと自負しております。

 私は令和2年4月から病院長の職に就いております。これまでの2年間、矢野雅彦理事長の下、当院の運営に関わってきました。この2年間はまさにCOVID-19に翻弄された2年間であり、医療崩壊の境界線上を彷徨うような日々も経験しました。しかし、当院はこの逆境を耐え凌ぎ、病院全体が一丸一体となって日々の難題を克服し現在に至っております。このコロナ禍において、「みんなで助け合う病院」「自分が好きになる病院」という共通認識に向けて職員の意識改革が確実に浸透しているように感じています。これからも病院長として、診療体制の充実、経営状態の改善、病診連携の推進、働き方改革の推進等の課題に一所懸命取り組んで参ります。

 いつの時代においても医療の本質は変わりません。良い医療を提供することこそが我々の使命であり、そして地域の医療機関や開業医の先生方および患者の皆様との信頼関係がなければ良い医療は生まれません。我々病院職員一同は、「市民とともに心ある医療を」の理念を念頭に、市民病院のあるべき姿を模索しながら素晴らしい病院づくりに奮励努力してまいります。今後ともこれまでと変わらぬご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。